蟹々が禁漁なのさと、じゃあ何をするのさと山陰 その5 境港のしばたさん(蕎麦)
※しばらくは過去の食べ旅日記になります。
※本記事は2018年7月の出来事です。
小学生のときに感じた、投入堂を実際に見てみたい!という願いを叶えるために、そしてその後は砂丘で砂まみれになる計画で山陰に行きましたが、すでに皆様お気づきでしょう、ちょうど西日本豪雨でした。
2日目の朝、JRが全滅@松江駅。
被害のほどが確認できなくて再開予定も分からないと駅員さんがおっしゃってました。
バスは動いていたので、米子までバス移動したのですがやはり米子駅でもJRは全線運休とのことで、これは本当に大変だと、どうやっておうちに帰ろうかと、ひどい状態なんだとこのときやっと実感しました。
境線は動いていたので境港に行ってみましたがやっぱりここも寒くて凍えそうでしたほんとに。
10時くらいに到着したのでお店は開いてました。前回工事中だった水木しげるロードも完成間近で天候不良でしたが頑張って観光しました。
体温を奪われるというのはとても疲労感があるので、雪山登山なんて無理だなと思ったり、せっかくなので妖菓目玉おやじを片手に食べ歩き、したかったけど、見た目はとてもネタに出来るのに寒くて手も震えて一口で食べるのがやっとでした。
もっと味わいたかった~><
で、今回たまたま、天候のため境港に再訪できて、そしたらこのお店行きたいなぁ、絶対美味しい!と思ってたお蕎麦屋さんに伺いました。
大盛をオーダーして、十割蕎麦、麺は極細なのにコシが有って、でもぼそぼそしてなくて長くてコシもしっかりしている極細十割そば、は実在するんだとびっくりしました。
一気に食べて、ご主人が話しかけてくださったので、そのまま感想をまくしたてちゃった。すみません。
そしたらご主人は、自家製粉でそばのねばりを引き出すために他のお店(しかしこの地域は蕎麦激戦区なので「他のお店」も確実に名店でしょう)の倍以上の時間をかけてゆっくりじっくり挽いています、ゆっくりじっくり挽くことで蕎麦の実の粘りが生きてくるんですよと。
こちらはそばいなり。甘辛いおあげの中にお蕎麦が入っていて、さっぱりといただきました。
雨と風で凍える中お邪魔したお店でとても癒されました。
境港でそば?と思われるかもしれませんが、わざわざ行く価値ありです!おすすめ!