蟹々を食うさと、神々のふるさと山陰 その6 観光ふたたび、そして空港で出会い
※しばらくは過去の食べ旅日記になります。
※本記事は2018年2月の出来事です。
紅ずわいがにをたらふく食べて、手がカニでふやけてカニくさい車になっちゃったけど、江島大橋に行きました。
ダイハツのCMで有名になった通称ベタ踏み坂です。
このときはレンタカーを利用してまして、コンパクトカーでお願いしていたら当日その車が戻ってこないので代車になりますと言われて出てきたのがプリウス。
ベタ踏まなくても登れるやつや……。すいすい坂でした。
菩薩がスマホ用のあれこれレンズを用意して下さってて、気分はカメラマン、望遠レンズで頑張ってベタ踏みっぽいのを撮ってみたのですが、へたくそ。
トラック;;
トラック~~~;;
交通量はかなり多かったから、仕方なし。
もっと遠くても撮影できるレンズを着けてやるべき?え、それ、ゴルゴ?
しかしですね、全国展開しているコンビニが鳥取と島根の両方を応援するのぼりを出しているのにはうほーってなりました。
わたしの地元ではこんなの見ないです。
「大根島」は「おおねしま」じゃなくて「だいこんしま」と読むそうです。桜島や三浦半島のように大根で有名なのかな?と思ったら人参が有名だそうです。不思議。
車を返してから、ちょっと汗かいたし軽く飲もうと、通し営業をしている空港の居酒屋へ。
ここで衝撃の出会いがありましたのでご紹介します、こちらで存在を初めて知った海藻のアカモクさんです。
お店の方から、粘りが強いのでちょっとずつ食べてくださいねと言われて、は?わたしの咀嚼力と嚥下力、見くびりすぎよ!とはりきっていざ食べてみましたところ、粘りは摺りたてののばしていない自然薯並み、一気食いしたら喉に詰まらせそう。
食感は刻みめかぶで、これ好きなやつやあああああ!!店員さん正解!と、一目惚れならぬ一口惚れでした。
ほぼ全国で採取できるそうですが、東北と日本海沿岸で昔から食されてるらしかったです。わたしはハジメマシテでした。
さらに調べたら、前述以外の地域ではやっかいもの扱いらしい……。でも最近食の資源として利用しようという気運が高まっているらしい。
こんなに美味しいからねぇ。
それから、赤てんという魚の練り物に唐辛子が入ってて、ピリ辛で薄めの衣でフライになっているさつま揚げのさらにフライみたいなやつ、おいしかったーーー!
おつまみに最高です。うっほうっほ。
写真撮るのを忘れてぱくぱく食べてしまって、はっと気づいた成れの果てです。
食いしん坊あるある。
こちらの居酒屋さんは地元のチェーン店らしいのですが、立地のおかげかサイン色紙が一杯壁に貼ってあって、搭乗前の方々がひっきりなしに訪れて、ただの通りすがりの観光客が席を占拠しててすませんすませんって思いながら堪能しました。
山陰でこれ食べるんだ!って決めていたけど食べそびれたという方、是非立ち寄ってみてください!米子空港へは羽田便しかないのがハードル高いです。
この後はぶらぶら米子駅に向かって、夜は夜で気になってた居酒屋さんに伺いました。
下調べをして名物らしいものをオーダーし、湯豆腐が最高でした。
良くあるこんぶ出汁ではなくて、少しとろみのある鶏がらの出汁に胡椒、そこにお豆腐。出汁は全部飲み干しちゃった。そして案の定写真撮り忘れてますが、機会があればここの湯豆腐はまた食べに行きたいです。
蟹々を食うさと、神々のふるさと山陰 その5 美保関あたりを観光と紅ずわいがに食べ放題
※しばらくは過去の食べ旅日記になります。
※本記事は2018年2月の出来事です。
2日目は行きたい場所がたくさんあったので、水木しげるロード散策を早めというかやっとお店が開き出したという時間に切り上げ、菩薩にあちこち連れてってもらいました。
まずは眺望がいいと評判だった美保関灯台へ。
ちょっと錆が浮いているとこと、灯台の白と空の青の組み合わせがたまらーーーん!!
スマホが勝手にいろいろ調整してくれて、とってもいい雰囲気な画像になってたので、待ち受けにしています。
ささ、みなさまもどうぞどうぞ!食べることが好きな方からは使用料はいただきません。
電線と雨どいが気になりますけど><
この後美保神社さんに向かいました。全国各地のえびすさんの総本山だそうです。
山陰地方の神社は大きな注連縄が特徴なのでしょうか、静けさの中に力強さもあって、ほっと落ち着く雰囲気のある神社でした。
門の裏や社務所付近には雪かき後の雪が積んでありまして、宮司さんが「雪が無かったらいい所なんですけどね~」とおっしゃってたのが印象に残っています。
参拝を済ませ、参道から脇にそれた青石畳通の散策もしました。
この石畳は雨が降ると青みを帯びるから青石畳と呼ばれるようになったみたいです。
風情のある小道でした。
途中に老舗のおしょうゆやさんもありました。
実はですね、美保神社に伺った最大の目的は……イカ焼きだったのです……。
今回の旅を決めて下調べしているときに、
「烏賊の味 忘れで帰る 美保関」高浜虚子
という短歌の紹介を見つけてしまって、こんな著名な方が烏賊烏賊言ってるからには絶対おいしいやつ!!と!!
駐車場に烏賊焼き露店が数件あるということで、これは食べるしかないでしょう!!!と。
だって烏賊焼きなんて絶対においに釣られて食べたくなっちゃうじゃないですか~。
うきうきわくわくだったのですが、オフシーズンで、なーんもなかったです、駐車場;;
参道の脇にあるお店も注文を受けたら焼いてくださるという感じで、香ばしい臭いとは無縁でした……。
「烏賊焼きの 臭いもかげず 美保関」どすこい左右衛門
テストに出るよ。
お腹も空きましたのでお昼ごはんに。
紅ずわいがにの食べ放題!!地物使用、冷凍物一切無しというこちらのお店に予約して伺いました。
朝7時から営業されていて、朝ごはん利用の評判も良いみたいです。
今サイトを拝見したら、大人一人3,000円(35分)という説明だけでしたが、わたしが利用したときは大人の料金は変わらないけど、最初に出てくるカニの枚数が男性3枚女性2枚って制限が書いてあったような。
あ、画像見るとやっぱ5枚だから記憶は正しかったかも。
最初にお店の方が上手な剥き方のレクチャーをしてくださいます。
キッチンバサミもありますよ~。
よーいスタート!でタイマーのボタンが押されたのですが、ふふふふふふ、こっそり打ち合わせは済んでおりまして。
がんさんは足を、わたしは肩身をという分業制でさくさく剥いて、味噌もずずーっと飲むようにいただいて、おかわりおかわり。
おかわりをお願いすると2枚出てくるのですが、2回目のおかわりくらいで出てくるのが少し遅くて、あれ、今漁に出てる?って思いました。
3回目のおかわりをして食べてるときに店員さんがあと5分ですーって教えてくださって、頑張ればおかわり出来たのですが、ま、せっかく美味しい紅ずわいさんだから、味わってたべよっかとなり、あーおいしかったお腹一杯というしあわせ気分で二人で11枚でした。
手がしばらくカニのかほりでした。
蟹々を食うさと、神々のふるさと山陰 その4 朝食ビュッフェと水木しげるロード
※しばらくは過去の食べ旅日記になります。
※本記事は2018年2月の出来事です。
初日のことを書くのにすでに4も日記を使っていてびっくりです。
普段は宿で食事を摂らないので、宿のことは書かないのですが、今回は定宿にしたいくらい気に入った宿を少しだけご紹介。
ビュッフェが大好きなので朝食ビュッフェが充実のドーミーイン。
わたしが利用したことがあるドーミーインは普通のビジネスホテルだけど朝食ビュッフェがすごいよー!という感じだったのですが、こちらのお宿は全部畳敷きで、入り口で靴を脱いで靴箱に入れたらあとはずっと畳!畳!!お部屋で床にごろごろ出来ちゃったのです!!
自宅か!って言うくらいくつろいでしまった。
大浴場も快適で……。混雑する時間帯を外して行ったら貸切状態でした。
旅館とビジネスホテルのええとこどりですなぁ。
自販機コーナーに氷ベンダー(無料かつ高機能っぽかった)も設置されていて、お腹一杯で食べられなかったけど夜鳴きそばというラーメンのサービスもあるみたい。
出張で利用するビジネスホテルでもここまで至れり尽くせりのところに遭遇したことはありません^^;
定宿にしたいと思ったのですが、たまたまこのときは冬だったのでオフシーズン料金で利用できたのでしょうし、定宿にするほど来ない気がしましたのでまたいつか利用したい宿リストに。
朝食ビュッフェは6時半からで、10分前くらいから並んで手付かずのお料理を激写しました。
画像の料理名のプレート、読めるかなぁ。焼き物コーナー。
海鮮コーナー。
充実しすぎ。
これらが食べ放題!
で、わたしの初回はこんな感じです。
ついつい多目に盛ってしまうので見栄え悪くて恐縮ですが、朝から揚げ物いけます。えっへん。
海鮮でいくら、カニを押さえてトップだったのはブリさんです。わたしカニにしか興味なかったのに!このビュッフェではブリさんが最高でした。
この後一通り全部食べようと思ったのにパン系をおかわりしまくりました。画像なしですみません。パンも美味しかったと明記しておきます。
お腹一杯になったので腹ごなしに早朝水木しげるロードお散歩をしましたが、
夏に向けてのリニューアルのため、工事中でした……。
ただ、銅像はちゃんと見られまして、
かに。
でもこれ渡り蟹なのかな?
蟹々を食うさと、神々のふるさと山陰 その3 おカニ様にお目通り@境港
※しばらくは過去の食べ旅日記になります。
※本記事は2018年2月の出来事です。
夕方に無事にガンさんに拾って貰って、当日の宿に荷物を置いて向かったお店は「味処 美佐」さん。
www.sakaiminato-misa.server-shared.com
予約の際に松葉蟹と紅ズワイガニでお腹一杯になりたいですとお伝えしたら、松葉蟹1名2枚コースと紅ズワイガニ1名2枚コースを二人でシェア、というのはいかがでしょうか?と提案してくださったのでそれでお願いしました。
宿からてくてく歩いて10分弱だったかな、住宅街に溶け込むようにお店がありました。
宴会の方がたくさんいらっしゃった中、案内されたのが個室の和室のテーブル。
この仕様大好き。お座敷だと足がしびれちゃうし掘りごたつだと出入りがし難い、洋室のテーブルはなんか落ち着かない。ユニバーサル!
前菜です。赤バイガイ、酢の物、ゴマ豆腐、ベニズワイボイル。だったかなぁ。
お造り。
上から順に、かつお、生さば、さごし、すずき、アジ、赤バイガイです。全部美味しくて悶えたのはもう書くまでもありませんが今回のお皿はわたしの好みで生さばバイガイ、すずき、が3強でした。
日本酒メニューはこちら。
境港の酒蔵の千代むすびさんのお酒がいろいろありました。
どれがいいか迷ったので店員さんに蟹料理に合う日本酒でオススメをお願いします、と頼んだら、そのまんま。
笑っちゃった。
実際によく合いました!
念願の拝謁タイム~。まずは活けの状態でお出ましでした。
お、おカニ様ぁぁぁぁぁぁ!!高級そうな腕輪を着用なさってますね!
活カニさんたちは一旦さげられてお色直し、先に松葉蟹の甲羅だけ届きまして焼きで楽しんでくださいと。
お味噌おおおおお;;
この甲羅をじゅうじゅう焼いている間におカニ様がこの状態で到着しました。
ぎゃーーーーーーー!!ここは極楽!?食べる前からハスの花が見えそう;;
刺身でも焼きでもしゃぶしゃぶでもお好きなようにどうぞと言われてまずはお刺身食べ比べ。
足の身を口に納め殻を引っ張るとぴーっと抜ける筋、たまりませんなぁ。
松葉ガニはやっぱり繊細な肉質とほんのりとした甘味が素晴らしい!
ベニズワイガニは松葉ガニと比べると身が細目でしたが、ズワイガニよりも甘くてジューシーに感じました。
ハサミはしっかりた繊維のぷりぷり感を楽しみ、そしてそして肩がとろっとろのとろっとろ~~!!
肩を生で食べたのは初めてで、こんなに美味しいのか!!と悶絶、上半身をくねくねさせちゃいました。
このまま全部刺身で食べてしまいたかったくらいです。
焼いていたお味噌がいい感じになり。
美味しいよう美味しいよう、とそのまま食べたり、身に絡めて食べたり、もちろん甲羅酒をしました。
この後は焼きガニとしゃぶしゃぶを堪能。手がカニにまみれてたのと食べるのに必死で画像がありません。焼き蟹の凝縮した旨みと香ばしさ、しゃぶしゃぶの甘み、最高でした……。
食べている間、殻が上手にむけなかった細い部分を出汁になるからとりあえず鍋に入れておけーと入れていたのです。
〆の雑炊は厨房で調理するからと一旦鍋が下げられ、戻ってきたときにはぜーんぶきれいに身を取り出してくださって、盛り付けてあったのです。
これには感動!でした。
お腹一杯のはずなのに雑炊もしっかり食べてしまい、最後にプチデザートもありました。
食べきりサイズで助かった^^;
こうやって自分好みの食べ方で、しかもおカニ様でお腹一杯になれて、店員さんにタグを持ち帰りたいと伝えたら洗って水気をとって持ってきてくださって、大満足。
とってもしあわせな晩ご飯でした^^
また行きたい!
蟹々を食うさと、神々のふるさと山陰 その2 ぐるっと堀川めぐり、オススメです!
※しばらくは過去の食べ旅日記になります。
※本記事は2018年2月の出来事です。
出雲空港から境港に向かう途中でピットインした松江の喫茶店?でしじみ丼を頂き、お店の方のオススメの遊覧船に搭乗してみました。
船着場に向かって、あのー乗ってみたいのですがーとお伝えしたら、もうすぐ次のが来るから待合室で待ってて~って。
船を待つ間、どこから来たの、何しに来たの、と係員のおじちゃまに聞かれたので東海地方からカニを食べに来ましたと伝えたらここがオススメだよと美味しいお店を教えてくださいました。
地元民オススメです!良かったら是非。
しかしわたしはごめんなさい。違うお店に予約しちゃったので今回は訪問できませんでした><
早く言ってよ!!無理か。
で、その後の遊覧船がめちゃくちゃ楽しかった。です。
乗船券を窓口で購入して受付を済ませます。有効期限は一日、三箇所ある乗船場でその日のうちなら何度でも乗り降り自由。松江城周辺を観て回るにはぴったりです☆
大手前乗船場からぐるっと一周すると約50分程度とのことでした。
詳しくはこちらをどうぞ!
二月下旬だったので寒いかなと心配していましたが、コタツが完備されていて、ちょっと隙間風があったけど足元はぽかぽかでしたよ。風が少しあったのでダウンジャケットを着用していたのに上半身は途中で少し寒く感じましたけど。
乗客はわたし一人でやったね貸切状態。
乗船後の説明で船頭さんから屋根を下げる練習をしますので頭をコタツに付けて下さいと言われ「頭をコタツに付けるって???」状態でした。
お堀には橋がいくつもかかっていて、特に低い橋の下を通るとき、屋根を下げるんですって。
で、実際に練習したらこんな感じにウィーンとかなりの低さまで屋根が下がって来ます。
本当にコタツに頭を付けないといけない状態でしたので大柄かつ体が固い方には厳しいかも^^;
しかしこれがわたしのツボにはまりまして大笑いしちゃいました。
こんな感じでした。撮影中は笑いを堪えましたよ。
松江城の姿もばっちり見ることができました。
塩見繩手、ここは時代劇の撮影にも使われるほどで、景観保護のために電線は地面に埋めているそうです。
船頭さんが 歴史、野鳥、景観、石垣、亀のことなどなどを分かりやすく説明してくださって、撮影ポイントなども教えてくださって、一人でもとっても楽しめました。
なんとか橋をくぐるときに船頭さんが歌を一節、橋の下で音が反響してミニミニコンサート状態でした。
わたしはカラコロ広場から乗りましたので大手前で一旦乗り換えてカラコロ広場に戻りました。
そしたら係員のおじちゃまと「おかえり~!」「ただいま~~!!」というほんわかやりとりも有りまして。さらに松江駅へ戻るバス亭を教えてくださって、親切過ぎる><
いやぁ行って良かった!今度は途中下船して散策したいです。オススメです。松江に行かれた際に1時間半の余裕が有ったら、騙されたと思って行ってみて下さい。
船頭さんはアジサイの時期が好きとおっしゃってました^^
で、松江駅に戻って境港までのバスを待つ間になんとなく駅を見たらなんと!
瑞風さんじゃないですか!!
初めて見た~!!とひっそりと興奮していましたが乗ることは一生ないでしょう。高いから。
堀川遊覧船が楽しすぎて楽しすぎて、境港にたどり着けないままで食べ物も登場しない日記になっちゃった。
次こそは!!必ずや!!