青い森で紅葉と飲み食い倒れ その9 八戸の再訪したい居酒屋さん
※しばらくは過去の食べ旅日記になります。
※本記事は2017年10月の出来事です。
お昼寝からちゃんと起きて、繁華街の三春屋さんというデパートで開催中の北海道物産展を見に行きました。17時過ぎだったのであれこれ叩き売り状態で、おやつ用に揚げ物を3パック1,000円でゲット。その後食品売り場の魚介類コーナーを見学というかぶらぶら。
そしていよいよ予約時間が近づき、満を持して向かった、その日の地元ならではの居酒屋さんはおが咲(おがしょう)さん。
イタリアンの美味しいお店もあるけど和食希望なら料理が出てくるのは遅いけどここが全部めちゃくちゃ美味しいよ!と、八戸の友人の一押しだったので、コースを地物中心でお願いしますと予約して伺いました。
こちらがわたしの好みにどんぴしゃで、今回の日記は長くなります……。
駆けつけ一杯は魔王水割り。だって良心的なお値段だったから。
焼酎メニュー
日本酒メニュー
ピンボケ;;
こちらのグラスは津軽びいどろの「NEBUTA」というデザインだそうです。
お祭りの屋台に有るヨーヨー釣りの風船みたいな柄でかわいい~。
茶碗蒸し。
あんかけ茶碗蒸しでした。
このお出汁が!おいしいくて!!香りがぽわ~っと広がって、くどくなくて、すごーい!美味しいー!としか言葉が出てこなかった。びっくりしました。
いくらのこぼれ寿司(正式名称忘れました)
皮は舌で押すとプチっとはじけて、とろーり消えて行った上質な大粒いくらさん。
今季は鮭の不漁でいくらが本当に高かったけど、こちらで美味しいいくらをいただけたので良かったです。
出ました、嶽きみ。かきあげをごぼうの煮物の天ぷらとともに。
やっぱり嶽きみは甘かった……。旬の季節にもぎたてを食べてみたいです。
煮物を天ぷらだなんて驚きました。薄味のごぼうの煮物でしたがお出汁がしっかりしていて、こういう食べ方も楽しいなと思いました。
やっぱりこちらのお店はお出汁!なのかな。
大好きがたくさんあって一番が決められないのですが大好きな菊の花のおひたし。
独特の高貴な香りとしゃくしゃくとしたこの歯ごたえよ。そしてやっぱりやっぱりお出汁が美味しくて飲み干しました。
焼酎を飲み終えて日本酒、メニューの右から左へと、八仙→田酒→豊盃の順番で冷やで頂きました。さすがの米どころ、美味しいお酒がたくさんです。やっぱり豊盃好きだなぁ。
このぽってりした感じの器もかわいい。
織部の大皿にうつくしく盛られたお造り。
ヒラメは新鮮すぎたからと薄造りで、マグロは大間のマグロの赤身、中トロ、大トロ、それから皮を炙ってあるのは鰆の藁焼きだそうです。
生の鰆は初体験だったのですが、藁焼きの香ばしさががっと来て、食感はねっとりしてて香りに負けず、うっほうっほうっほっほでした。マグロより興奮した。
藁焼きは一瞬でぶわっと火力が上がるから表面だけ香ばしく仕上がるのでしょうか。
わたしが自宅で挑戦したらきっとぼや騒ぎを起こすので、これの調理方法は外食限定にします。(ご近所さんが田んぼをやっているので藁の入手は楽だと思うのですがー;;)
ほんで、ツマの菊と茗荷が天国。大根とかシソ、タデはよくあるんだけどこれはイイ!
ツマの正しい食べ方の作法を知らないのですが、お刺身と一緒に食べたり、口直しに食べたりで、どんなツマでもいつも食べきっちゃう。美味しく頂いているからいっか。
時期的には終わりがけだけど手に入ったのでと松茸のお吸い物。
松茸の香りとお出汁の共演、美味しいねぇ~。あまりうほうほしなかったのは、松茸は年一回、季節物として少しだけでもいただけたら嬉しい程度だからかなぁ。美味しいと感じるのですが、シーズン中にあわよくばいつでも食べたい!という物ではないです、わたしにとって。
聞いた話によると、アジア以外の外国の方にとってはこの香りが悪臭になるとか。食文化の違いって面白い。
秋刀魚のネギ巻き。
やっぱり肉厚ジューシーで、サイズも丁度よくて一口でぱくっと。
それからもずく。
さっぱりと飲むように頂きました。自家製三杯酢がおいしすぎ。
あとは何とか牛、銘柄忘れましたすみません。確か東北の牛さんだった。その赤身と、柿の田楽なんですよおおおおお!!
柿の田楽も人生初で、フルーツと濃い目の調味料の合わせ技、これはハワイアンピザのパイナップル?それとも酢豚のパイナップルとか?などと思ったり。
賛否両論でしょうけど、わたしは好きです。惣菜に入ってるパイナップル。
ということでとっても美味しかった!ハワイアンピザとか酢豚ほど調味料の味が強くなくて、柿だったからか甘みも優しくて、この組み合わせは有りです有り!むしろ有ってくれ。
〆で茄子を頂きましたが画像取り忘れ。しょぼん。
こちらのお店、すっかり好きになってしまいました。
オススメのお酒を教えてください、とお願いすると、奥様がニコニコと嬉しそうにあれこれ紹介してくださって、大将の料理はどれも丁寧だなぁと感心して、友人からの情報通りこれは時間かかるなと納得。とにかく美味しかった。秀逸なのはお出汁。
待ち時間は厨房を見ていたり、隣の方とお話してまして、おしゃれなマダムな感じの方が「ここは出汁が本当に美味しいのよ~。自宅で出汁をとると出汁がらの処分に困るからついつい手抜きしちゃうのよね~」というようなことをおっしゃってました。めっちゃ共感。出汁がらがもったいなくて再利用でふりかけ作っても一回じゃあ食べきれない!!
次回絶対アラカルトでお邪魔したいと思ったのはこのメニューたちのせい。
料理メニューその1
料理メニューその2
いちじくのごまあんかけ……。めっちゃ気になる……。
次で!第二回青森日記終わります!